【当日の馬場傾向】
軟らかい超高速馬場
内外ともに持続力と馬力が要る馬場
インは多少荒れているが荒れ馬場適性あればOK
外は急坂適性があまり要らなく軽めだが、勝ちきるには再加速性能が求められやすい
【馬場回顧】
基本的には前日の傾向通りに推移。スピード持続力を持っていることが最重要だが、それだけでは足らず、勝ち切るためには再加速性能(≒瞬発力)も備えることが重要な馬場だった。(詳しくは前日予想を参照してください。)
【レース回顧】
レースラップ:12.4-10.5-12.2-12.1-11.7-11.6-11.8-11.4-11.1-11.7
後半6Fで11.7-11.6-11.8-11.4-11.1-11.7と11秒台を連発。このラップをロブチェン自身が作り出したので馬群が凝縮しづらく、後方の馬はスタミナを使わされるので外から押し上げて差し込む余地がない。まさしく松山騎手は好騎乗と言える。もしもこのラップが先行馬のプレッシャーだったりマクリが働いて生じたラップだった場合、ロブチェンとしては自分のリズムを崩されることになるので厳しい競馬になったと考えられる。その点、後続に脚を使わせてそのような隙を与えないラップを刻んだことが勝利の要因だろう。
小回りコースの馬力が要る馬場向き
共同通信杯ではリアライズシリウスに瞬発力勝負で負けたが、中山では持続力とコース適性としてこちらが圧倒的に勝る。さらに再加速性能もあるので終いの脚はその点も効いた形。軽めの馬場もこなせ(Fappiano由来?)、上記のラップを刻んだことでレコードホルダーとなった。
ダービーに向けて2400m自体は問題なさそう。ただ東京替わりと距離がプラスとはならなそうで、今回はこのラップを中山で刻めたことが大きい。この競馬を府中でも再現できるかがポイント。
大箱コースの馬力が要る馬場向き
この馬も持続力と瞬発力両極端に偏ったタイプではないが、瞬発力勝負だとこの馬の方が上。しかし立ち回り性能ではロブチェンに分があるのでその点では中山コース適性はそこまでないタイプ。
今回は逃げ馬を追う厳しい展開になったが、番手を取れて後続が差してこれない展開だったのが功を奏した形。こちらも再加速性能はあるが、追い比べで差し返されたのはコース適性による余力の差もありそう。
ダービーに向けては、東京替わりは確実にプラスと言える。しかし2400mへの距離延長となると黄色信号で微妙なところである。スタミナを使わない展開が望ましい。
軽い馬場の中山コース向き
軽めの馬場という要素を最大限追い風にできた馬。適性範囲は狭めなので、今後も馬場に左右されそう。この馬もスピード持続力に偏ったタイプではなく瞬発力もあるが、その能力が発揮されるかは馬場次第。その点昨今の東京の馬場には合わず、東京替わりはマイナス。
機動力が生かせるコースの持続力勝負向き
11.7-11.6-11.8-11.4と脚を使う展開は合っているが、ラスト2Fの11.1-11.7の加速に耐えられなかった形。このような加速を求められない馬場が合う。
軟らかい芝の瞬発力勝負向き
基本的には瞬発力勝負向きだが、持続力も一応備えている。今回は出遅れが痛恨だったが他馬よりも瞬発力があったので何とか掲示板に滑り込めた。超高速馬場への適性も高い。ダービーで巻き返してくる可能性がある一頭。
外を回さずに済んだので展開利もあるが、ロンスパは合う。
2000mと再加速性能が問われる馬場がベスト
今日はポジショニング面で上位の馬と勝敗を分けた形。外から押し上げていくには軽い馬場への適性が必要だったので、その点がライヒスアドラーとの差となった。またフォルテアンジェロほどの瞬発力はないのでその点でも後塵を排した。ロブチェンにしてやられたと言えるだろう。
このレースで求められた適性とはそこまで離れたものではなかったが、能力差もあったと思う。小回り向き。
軽い馬場は合うが瞬発力が求められると△
スタート直後に他馬とぶつかり鞍上とのリズムが崩れてポジションを取れなかった。
中山2000mよりも阪神2000mがベスト。
やや小回り向き 今回は枠順も厳しく菊花賞ならチャンスありそう。
下り坂コースの持続力勝負向き
スタートもそこまで速くないので、後方からの競馬になると、下り坂や4コーナーでの追い風など何らかの補助を利用して加速する必要がある。
2000mは距離が長かった印象。クリスチャン・デムーロ騎手が待たれる。
頓挫明けでスタートも決まらず1コーナー前でポジションを取れなかったことから出番がなかった。東京の馬場は合う。
枠順が厳しかったのもあるが、中山2000mへの適性もあまりない。この距離なら上がりを要する馬場が望ましい。
小回り向きだが、前走は展開利が大きくメンバーレベルが上がると...
軟らかいパワー馬場×ローカル競馬場向き
枠順と出走間隔の短さが響いた印象。輸送もあまり上手くいっていなかったかも
【個人的所感と反省】◎12 グリーンエナジー △5,6
馬場読みについては特に問題なく読めたが、先行馬や捲り上げる馬によってロンスパ展開が作られ、前崩れに近い形になってグリーンエナジーが差し込める展開を想定していた。なので逃げ馬自身がこのラップを刻み、さらにその逃げ馬がロブチェンであったことがグリーンエナジーに取っては厳しかったと言える。つまり展開読みが上手く行かなかった。
また、求められた適性についても少々解像度が低かったように思える。スピード持続力を前提に再加速性能が問われるという読み自体は良かったが、その能力をどの区間で発揮できるかも鍵だった。具体的には4コーナー出口までに前を捕まえるためにはスピード持続力が問われ、最終直線で他馬を抜かす際には再加速性能が問われる...といった具合だったと感じており、現状の理解力では及ばない要素であったのでシンプルに自分の実力不足とも言える。その点求められる適性と能力を発揮するにはどのような馬場で、さらにどの区間であれば...というように予想の解像度を上げるきっかけとなったのは今後に向けてプラスになると思う。