【当日の馬場傾向】
南4~5m/sの風
軟らかい高速馬場
瞬発力を主体として風の影響で持続力も求められる馬場(&馬力) 瞬発力≧持続力
少し~やや外有利
【馬場回顧】
レース前日の散水の影響で、スピード持続力がベースだった馬場から瞬発力をベースとする馬場へと変化した。本来東京芝にて持続力よりも瞬発力が求められる馬場になると、基本的に持続力タイプが多い逃げ先行馬にとって不利となる。さらに南風によりコーナーで押し上げられやすいので瞬発力を持った差し馬にとってこの南風は追走力を補完する効果をもたらす。ただその分瞬発力タイプの馬にとっては本来の仕掛けるタイミングよりも前から速度が上がるので、ゴールまで末脚を伸ばしきるための持続力も要求される。
基本的にはどの競馬場でも土曜の開催後に散水が行われるが、東京芝の路盤は他場よりも比較的保水率が高いので、前日の散水の影響が残る可能性がある。この散水の影響が残りさらにグリップが効きやすい開催前半の馬場では、今日のように瞬発力を生かしたい馬に向く馬場へと変化する場合がある。(もしくはそのバイアスが強くなる)
※もしスピード持続力をベースとする馬場に南風が吹いていた場合は、持続力タイプの馬の能力の助長に繋がる。中の人は直線に対してレースに影響する程度の横風が吹いていた場合、コーナー区間において元々の馬場に向く馬への能力補助の役割を果たすと考えている。今回は瞬発力タイプの馬に対して南風が能力補完の役割をもたらしたと考えているため、前日予想に記載した内容と相違があるのはこの散水の影響が理由である。(ただし今回は前半33.7と速いため、最低限の追走力は必要であった)
TBとしては、クッション値低下によって前日よりも内の優位性が薄れ外伸び馬場へと変化した。
しかし直線はほぼ内外フラット。
【レース回顧】
レースラップ:12.3-10.5-10.9-11.5-11.7-11.7-11.5-11.4
前後半3Fが33.7-34.6で前傾ラップ。このような展開だと先行していた馬には厳しい展開になる。
軟らかい芝の瞬発力勝負向き
とはいえサートゥルナーリア産駒としては持続力もあるタイプで究極のキレ勝負にならなかったのもこの馬には向いた要素だと思う。
前走NZTは荒れ馬場に脚を取られ気味の中での2着。今回は外枠から比較的綺麗な箇所を走れたので、その点もプラスに働いた。
軟らかい芝の瞬発力勝負向き
基本的にはロデオドライブと似たタイプだが、こちらの方がより馬力が要る馬場への適性がある。大箱マイルへの適性も高い。
軟らかい芝の持続力勝負向き
前走皐月賞は枠順も展開も距離も向かずと、色々と見直しができる内容で能力負けではなかった。
毎日王冠など東京1800mがベストかも。
1800m以上がベストだが、馬場と展開の恩恵もあった。
鳴尾記念(阪神1800m)に出てきたら面白そうな一頭。
軟らかい芝の持続力勝負向き
展開不利であったので距離適性による敗戦と結論づけるのはまだ時期早々だが、1400mのレース質がベストなので朝日杯後のルメール騎手のコメントの通り1600mはギリギリと判断する結論に落ち着きそう。
馬力が要る馬場の急坂コース向き
この馬も展開不利であったが着順・着差ともに悪くない内容。スピード持続力に寄っている馬場でなければ今後もチャンスがありそう。
硬い馬場(パワー馬場寄り)の持続力勝負向き
京都マイルがベスト。加えて馬体重の割には線が細いのでもっと身が詰まれば。
軟らかい芝の超瞬発力勝負向き
このメンバーの中では最も瞬発力に秀でた馬。そのため道中脚を使わされる展開だと△
馬力が要る馬場向き
舞台適性はあったが、朝日杯からの直行ローテが影響した印象を受ける。追走に苦労していたり手前をコロコロ変えたのは休み明けの分もあったと思う。
軟らかい芝の持続力勝負向き
馬場の伸びる箇所を走れたが、追走力不足だった印象。
加速に補助が要るタイプで京都マイルがベストか。
掛かり
元々かかり癖があるので、この癖が改善しない限りG1では厳しい。
前走フィリーズレビューはこの馬にとって馬場、展開、気性が完璧にプラスに働いたレースだった。
朝日杯はインを立ち回って差し切ったが、馬場と展開が向いた中での勝利。本来はやや揉まれ弱く内枠はマイナス。
速い上がりが求められる馬場も相性が悪く、東京マイルへの適性もあまりなかった。
持続力が求められる馬場向きで、先週のような馬場なら合っていたかも。
荒れ馬場への適性がないので綺麗な馬場で走れるならば。
出遅れ気味
マイルへの適性もあるが、相対的には1400mの方が活躍しやすいかも。
展開不利
中盤緩まないラップの方が合うが、今回はさすがにオーバーペース。
1400m以下のパワー馬場がベスト
1400m以下の持続力勝負で
【個人的所感と反省】◎14 バルセシート
前日予想では7番ダイヤモンドノットを注目馬として挙げたが、レース前に前述の馬場の変化を察知したため当日変更。馬場が変化すれば好走馬も変わるというポリシーを持っているのでこのような場合もあり得る。しかし外の差し馬といっても瞬発力と持続力、この双方の能力をどの程度備えどの程度求められるかどうか分析するのに時間を要してしまったがために、あまり良い結論を導けなかったと思う。ここまで難産だった予想は久しぶりでした。
ただ、おかげで色々解像度が上がった要素もあるので今後の予想に生かせれば。