馬場:開催が進むにつれて、内目の馬場が傷みだしており、徐々に外からの差しも伸びてくるようになってきた。適度に時計、上がりの掛かる馬場なので、京都らしく長く良い脚を使えるタイプの馬の好走が目立った。
展開:逃げ候補は前走逃げて圧勝のディアダイヤモンド、初マイルのファニーバニー、フレイムスター、ルートサーティーンの4頭が候補。今年はある程度前目で競馬で好走している馬が多く、先行馬の数は多い。前半800m46秒台前半くらいでペースは流れそう。3角の坂でもそれほどペースは落ちずに、直線までほとんどペースの緩まない持続力勝負となりそう。
3角手前の長い坂で緩まないペースを先行する先行馬には体力の消耗が激しそうで、今の適度に時計の掛かる馬場を考えると、距離短縮馬や後方の差し馬にチャンスがありそう。差し馬だとSペースの瞬発力勝負で好走した馬よりは、末脚を長く使える持続力タイプの馬に注目したい。
◎6枠11番 バルセシート(現状3番人気)
前走京都2歳Sはスタートで大きく出遅れて、終始最後方から外を回る競馬で不完全燃焼。完全に度外視でいい内容だった。
何よりも評価すべきは2走前の新馬戦。時計の出やすい馬場とはいえ、勝ち時計1:33.6秒は文句なしに優秀。しかも直線詰まりながら加速ラップで勝利しており、10月までに2歳新馬芝1600mで勝ち時計1:33.9以内でラスト1F11.5秒以内で勝利したのは、グランアレグリア、ダノンフェアレディ、ファンダムに次いで4頭目の記録。能力は申し分なく重賞レベルでは勝ち負けできる能力があるだろう。もちろん今回のメンバーでも最上位の能力を持っている。
また前走2000mで不完全燃焼だったように、距離は新馬戦で好走したマイルが今は合いそう。そのマイルに戻したのも好材料で、今の適度に時計の掛かる京都の馬場であれば、3角からの坂を上って一気に下っていく京都マイルでは、前走の2000mが活きる可能性がある。
そしてスタートに課題がある点は懸念材料ではあるが、京都外回りで末脚を活かしやすく、スムーズに位置を上げていきやすい外枠を引けたのもプラスになるだろう。
〇7枠13番 モノポリオ(現状2番人気)
前走アイビーSはキレる脚がないこの馬には不向きの高速馬場の東京コースが舞台。その中でアートバーゼル、アンドゥーリルといったHレベルメンバー相手に瞬発力勝負になりながら3着に善戦。負けて強しの内容だった。
2走前の新馬戦の勝ち時計は2歳6月東京芝1800mではクロワデュノールとダノンヒストリーに次ぐ3番目の好時計で、能力の高さを示した内容。この2戦の内容的にも能力は今回のメンバーでも上位の能力を持っていると言える。
またキレよりも長く良い脚を使える持続力タイプの馬なので、持続力勝負になりそうな今回のレースは向きそう。
そして個人的な憶測だが、関東馬で本来であれば適性的にも京成杯などを使ってきておかしくない中で、関西のこのレースを選んだことを考えると、このメンバー構成であれば賞金加算ができるという陣営の判断もあるのではないか。
しかし、個人的に今回のメンバーの中で能力最上位のバルセシートよりも人気してしまっている点で対抗評価まで。
▲5枠9番エイズルブルーム(現状12番人気)
キャリア2戦続けて上がり最速の脚を使って、着差以上の内容で好走しており、決め手に関しては今回のメンバーでも通用しておかしくない。また長く良い末脚を使えるタイプの馬なので、京都外回りの舞台も合う。その中でここまで人気していないのであれば、むしろ評価を上げていいので3番手評価。